クリミナル・マインド 国際捜査班 第4話「死神のささやき」
ジャック・ギャレット(ゲイリー・シニーズ):堀内賢雄
クララ・シーガー(アラナ・デ・ラ・ガーザ):藤貴子
マシュー・シモンズ(ダニエル・ヘニー):中川慶一
ラス・モンゴメリー(タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ):最上嗣生
メイ・ジャーヴィス(アニー・ファンケ):尾身美詩
リョウ・ミランテ(小澤征悦):小澤征悦
(カズミ・フクイ警視(ヒラ・アンブロシーノ):)瀬尾恵子
志村貴博
横尾博之
ユキオ(山口貴史):綱島郷太郎
(ナカノ夫人(シャロン・オミ):)大澤洋子
佐藤里緒
辻祐子
日本語版制作スタッフ
翻訳:佐藤恵子
演出:清水洋史
調整:猪本純
編集:中島隆
制作担当:津田剛士
WOWOW担当:大朏ちなつ/大重直弥
配給:CBSスタジオズ・インターナショナル/ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
邦題:クリミナル・マインド 国際捜査班 第4話「死神のささやき」
原題:CRIMINAL MINDS: BEYOND BORDERS S01-04 Whispering Death
日本の扱いについて
日本の扱いがひどいという感想しか出てこない…。ライター出てこい(クレジットを見ても載ってない)。
築地も海外から見た日本風、自販機も現在の日本で見かけたことがないタイプ、警視庁なのに「市警」マークの武装も。日本でも「POLICE」なのに。日本の刑事ドラマを観れば一目瞭然なのに、アニメと比べてドラマが米国で評価されていない証かなぁ。
テレビ東京で放送中の「Youは何しに日本へ?」に登場する外国人のほうがよっぽど日本を知っているね。
引きこもりが犯人というのは現代の日本人らしいけれど、33年引きこもってて人間を持ちあげる力なんてないだろう。
気になったところとして自殺が『恥ではない』と解釈されていて、それが一番悲しかった。自殺者が多いのは事実だけれど、現在の日本の『現実』を知らないライターがフィクション小説から読み取って構成したとしか思えないような違和感しかない。
被害者の1人が首を吊った状態で発見された場所として青木ヶ原樹海が出てきたけれど、近年における青木ヶ原樹海での自殺話を以前ほど聞いたことがない(減少傾向らしい)。どちらかというと観光客や外部からのゴミ捨ての持ち込みが多く、自然破壊を危惧して見回りボランティア活動なども行われているほど。遊歩道があって樹海を満喫できるようなツアーもあるし、世界文化遺産の一部でもあるので入林は禁止されている。
それから姥捨山の伝説についても、日本にも民間伝承はある(枕草子の中で記述があるのでその頃から似た伝承はあった模様)が世界中に散見する伝説で日本発祥ではない。アメリカに渡ったヨーロッパからの移民たちならその伝承を知っているはずなのだが、建国が新しい国だから忘れ去られたのかもしれない。
今の日本が抱える社会問題はもっとあって調べれば取り上げやすい題材もあったはずなのに、どうしてこうなった。
小澤征悦さん出演は嬉しいし、吹替えも挑戦してご本人らしさで違和感がなかったのが唯一の救いかな。
WOWOWで制作されている「CRIMINAL MINDS :Beyond Borders SPECIAL CLIPS」でジャックの声の人も「ついに東京が舞台でした。日本人としては多少の違和感もご愛敬。」とぼやいてました(苦笑)